2017年8月26日 富士総合火力演習 後段演習
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前段演習が終わった後、20分の休憩をはさんで後段演習が行われます。前段演習で紹介されや装備品が、シナリオに沿って作戦を進めます。ここ最近は島嶼防衛が最重要テーマであり、尖閣諸島でおきつつある危機に対して防衛力のアピールを行っています。

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状況開始 日本は6千以上もの島々で構成されており、何よりも大事なことは島への上陸を許さないことです。しかし海上保安庁の力だけでは広範囲にすべて目を見張ることは困難でしょう。早期に陣地を奪回することが重要です。
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中距離多目的誘導弾 比較的大きなミサイルを射出しています。誘導弾はサイズも大きく、スピードは遅いことこから写真におさめることは容易です。
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F-2(空想) 富士の火力演習には3回見学していますが、視界不良のため一度もF-2の飛来を見たことがありません。シナリオでは誘導弾を使用した状況を通常の半分の火薬量で表現しています。実際には誘導弾は雲の上からでも攻撃を仕掛けることができるそうです。
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OH-6D 作戦を立案するためには正確に敵の兵力を見極める必要があります。また見方の陣地が安全化どうか調べる必要もあるでしょう。
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UH-1J イロコイ 汎用性に優れたUH-1Jが着陸してすぐに偵察部隊を降ろします。
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AH-64D アパッチ・ロングボウ 作戦の展開を支援するため、空中から支援射撃を行うアパッチ。30mm機関砲が連続的に放たれますが、肉眼で見えるは煙と薬きょうだけです。
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UH-60JA、CH-47JA チヌーク
隊員を輸送する2機種のへり。この組み合わせを見るのは意外と珍しいことかも。
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UH-60JA、CH-47JA チヌーク 同じ迎え角で速度を落とし、着陸態勢に入る輸送ヘリ。近い将来にはオスプレイが姿を見せるのでしょうか。
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UH-60JA 優れた性能を誇るUH-60ですが,ネックとなっているのは高価な機体価格。最近では見かける機会も減ってきたように思います。
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CH-47JA チヌーク ファストロープで地上へ降りる陸自隊員達。安全具を使用せず、手と足の力だけでロープを伝って降りるので1本のロープで同時に複数名が降りることができスピーディーというメリットがあります。一方で安全性が低く、自重を支えるための体力と技術が求められます。
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UH-60JA 人員輸送を終えて離脱する2機のUH-60JA。
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CH-47JA チヌーク 車両を輸送することができる大型ヘリです。船に比べると輸送量は少ないですが、作戦初期においては迅速に車両輸送することができます。
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CH-47JA チヌーク 後部ハッチから自走して出てくる車両。高さはギリギリなので前面ガラスは倒した状態で収納されています。
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CH-47JA チヌーク 車両を降ろした後に離脱するチヌーク。大型の機体ながら馬力があるので強いダッシュ力をもっています。
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偵察部隊 成功祈願を行ったこともあって、大成功の大ジャンプ!
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74式戦車 地上制圧のため戦車火力が投入されます。2台の戦車が砲身を敵陣地に向けて移動します。
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74式戦車 稜線に車体を隠して援護射撃を行う74式戦車。74式戦車は地形に合わせて射撃姿勢を変えることができます。
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対地雷用爆弾 敷設した地雷エリアに対し、高範囲にわたって誘爆させる弾薬を打ち出しました。
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10式戦車 昨年の再現かと思いましたが、終了間際の11時40分頃から雨が降りだしました。興味深かったのは自衛隊の気象隊の予測精度です。アナウンスでは事前に何時頃から雨が降る予報であると伝えられました。雨具の準備ができてよいことです。
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10式戦車 10式戦車の高い機動性を示すように、巻き上げられた砂利が印象的です。発砲炎を撮りたいと考えていたので砲身の前にスペースを空けるよう心がけていました。
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10式戦車 2台同時射撃。0.1秒しか見えないというマズルフラッシュが同時に見えています。同時射撃精度の高さに驚きです。
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89式装甲戦闘車 10名乗りで35mm機関砲を装備し、連続射撃を得意とします。
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10式戦車 今回はD500の連射性能でマズルフラッシュを力技で押さえました。秒間9コマはシャッターを切り続けさえすれば高い成功率をおさめます。この連写性能はほぼ使うことがありませんが、いざという時に成功確率を高められ結果を残せること…それがハイエンドカメラなのだと知りました。
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10式戦車 今回はサブカメラを息子に渡しており、広角撮影は彼に依頼しました。(息子撮影)
戦果拡張を行って状況終了です。総合火力演習の中でも最も派手なシーンです。
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90式戦車 写真を見たときは真っ白でしたが、レタッチソフトで赤みを引き出すとかなり印象が異なって見えました。
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シャトルバス待ち行列 昨年に比べると雨の影響も少なく、装備品展示の見学客が分散したためかバスの待ち行列は1時間ほどで済みました。
最後に後学のためにメモ。
・チケットは非売品。違反だがオークションで4000円〜数万円に。 ・私有車で来られるのは駐車券付きチケットのみ。
・御殿場駅周辺の駐車場は1日1,500円。もっと安いところもあり。
・タクシー送迎は可能だが、私有車は不可。
・タクシーは御殿場から4,300円程度(深夜料金)。
・シャトルバスは御殿場駅から早朝5時半から運行開始。片道570円。 ・帰りはシャトルバスに1時間待ちくらいは覚悟が必用。
・見学中の傘は禁止。
・シート席は窮屈で身動きできず、クッション等持参した方がよい。
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スケジュール(パンフレット)
11:30〜12:10 島嶼部に対する攻撃への対応
■部隊配置
島嶼部に配置した部隊による戦闘
・情報収集活動
・敵艦艇及び舟艇に対する攻撃
・敵上陸部隊に対する攻撃
■機動展開
先遣部隊の機動展開
・空中機動による機動展開
統合輸送による機動運用部隊等の機動展開
・LCAC、輸送艦等による上陸
■奪回
島嶼部に機動展開した部隊による奪回
・偵察部隊による射撃による偵察
・攻撃準備及び障害処理支援射撃
・地雷原処理車による障害処理
・高射部隊による対空掩護
・普通科部隊及び戦車部隊による攻撃
・戦果拡張
12:30〜14:00 音楽演奏(パラダイス ハズ ノーボーダー、美女と野獣 他)
陸上自衛隊広報ビデオの放送
13:00〜14:00 装備品展示
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