 2018年10月14日 陸上自衛隊 中央観閲式 朝霞訓練場
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10月8日の総合予行で見せたF-35Aの姿を近くで見たくなり、中央観閲式が行われる朝霞訓練場の周辺へ向かいました。天候は予行日と同様に時折雨も混じる雲り空でした。観閲式の当日にもなると朝霞駅や駐屯地の周辺は色々と騒がしいことが今回よくわかりました。
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P-1
当日朝までは雨が降っていたものの、薄日が差し込むまで回復したので総合予行に引き続き、中央観閲式に参加する航空機を見学してきました。今回はチケットが取れなかったので場外からの見学となりましたが、航空機の撮影に関しては大差ありません。
朝霞上空を通過して待機空域へと向かうP-1の姿が見られました。
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UH-1J イロコイ
観閲飛行の前に空挺降下の展示が行われます。高高度から進入したUH-1Jから3人のジャンパーが降下を行いました。
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空挺降下部隊
総合予行は荒川の土手から眺めていましたが、今回は朝霞訓練場の近くまで接近してみました。朝霞の住宅街上空を舞う3名の精鋭たち。
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朝霞訓練場の中では自衛隊による行進が行われていますが、場外の道路ではデモ行進が行われていました。航空機の騒音が問題となっていますが、抗議活動でははるかに長い時間スピーカーを使って大音量による主張を流していました。どっちもどっちです。
しかし観閲飛行までの1時間強の待ち時間、抗議側の主張をゆっくり聴くことができたので退屈はしませんでした。また主張の内容に関しては理解できるものでした。
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編隊飛行
11時37分、観閲飛行が開始されました。大量のヘリコプターが編隊を組んでこちらに向かってきます。事情を知らない人が見たら絶対に驚くことでしょう。
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CH-47JA チヌーク
今回は標準レンズを用意せずに来てしまい、編隊は収まりきらなかったので単独アップを撮る作戦をとりました。もっとも今回の撮影地は障害物があるため構図はある程度限定されてしまいました。
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OH-6D
遠目に見える3機編隊くらいであれば構図に収まりました。ただし間隔が広い編隊は間延びしてしまいます。
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OH-6D
残念ながら曇り空。編隊飛行を全体的に撮っても機体は小さく、黒く潰れてしまうので機体のアップを選んで正解だったと思います。
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AH-1S コブラ
実際には5機編隊でしたが持参したレンズでは先頭の3機を入れるだけで精一杯でした。偶然にもローターの向きが揃っていました。
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AH-1S コブラ
最新かつ強力な対潜ヘリAH-64Dアパッチは不参加でした。導入から35年以上が経過しつつ今なお第一線を張るコブラ。後継機についての問題も聞こえ始めています。
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UH-1J イロコイ
3機編隊で進入してきたUH-1J。輸送に上空支援にと便利に使える汎用ヘリの傑作機です。
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UH-60JA ブラックホーク
実際には5機編隊を組んでいて接近する姿には迫力がありました。ピンポイントで見られた青空と重なった瞬間です。
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CH-47JA チヌーク
大型輸送ヘリチヌークも5機編隊で進入してきました。なんとか縦構図で3機を絡めたところ、衝突防止灯の点滅とタイミングが合いました。
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LR-2
陸上自衛隊唯一の固定翼機LR-2を正面から。観閲飛行で進入するそれぞれの編隊は追突防止のためか微妙に軸をずらしているようです。
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US-2
陸自の航空機に続き、海自航空機が観閲飛行を行いました。総合予行に引き続き、US-2は初号機が投入されています。
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P-3C オライオン
海自の主力対潜哨戒機P-3Cは単機による参加でした。これでプロペラ機の飛行が終了しました。
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P-1
厚木に集中配備されているP-1。このところ海上自衛隊が多忙で時間がない…と言われていますが、海自からの派遣は全機種とも1機のみでした。
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C-2 ブルーホエール
総合予行では単機による航過でしたが、この本番では2機編隊を組んで観閲飛行を行いました。
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C-2 ブルーホエール
その巨体から、空を飛ぶ青い鯨が想像されるという事でブルーホエールの愛称がつきました。国産機にはなかなか愛称が定着しないジンクスがありますが今回はどうでしょう。やはり愛称には呼びやすさも重要な要素だと思います。
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F-2A
タイトな編隊を組んで進入するのは三沢基地から飛来したF-2×3機編隊です。大きめのドロップタンク2本を装備してダイレクトに往復します。
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F-2A
編隊飛行は全体の他に、数機に絞って画角を変えると機体の細部を撮ることができるようになります。
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F-15J/DJ イーグル
小松基地から上がったイーグルの編隊。SNSを見てみると上がったのは4機いたようなので、1機は会場に姿を見せない予備機だったものと思われます。
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F-15DJ イーグル
観閲飛行は第303飛行隊が担当しました。空自主力戦闘機の座を担うイーグルですが、その後継機については今のところ該当機種の名前が出てきません。
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F-35A ライトニング��
今回の目玉である最新鋭ステルス戦闘機F-35Aが2機編隊で進入してきました。本来であれば三沢基地航空祭で飛行展示デビューを果たす予定でしたが、北海道胆振東部地震、及び雨天により三沢でのデビューは幻となりました。しかし観閲式という国家行事において公式デビューを果たす形になりました。
数日前に米国でF-35が初の墜落事故を起こし、飛行停止措置が心配されましたが無事に観閲飛行を行うことができました。
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F-35A ライトニング��
兵装を隠すため胴体を太く設計されているF-35は機内燃料タンクも大き目なのかもしれません。ドロップタンクなしで三沢までを往復することができるようです。
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F-35A ライトニング��
航空自衛隊はF-2を装備するまでは「双発こそが安全性が高い」という思想が強かったそうですが、実際のところ単発機だからといってエンジントラブルで墜落するという事故は発生していません。F-35の導入にあたってエンジンの基数は全く話題にも挙がりませんでした。
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F-35A ライトニング��
総合予行において機動飛行を見せるとはまさにサプライズでした。F-35は他の戦闘機に比べて重低音的な騒音が大きいという意見が多く見られました。騒音問題により本番での訓練展示は中止になるのでは…という懸念もありましたが、予行通りに進んだのでこの撮影場所に来た甲斐がありました。
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F-35A ライトニング��
時折雨の降る生憎の天候でしたが、ベイパートレイルを発生させながらのレフトターンを見せてくれました。きっと会場内では歓声が上がっていたことでしょう。
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F-35A ライトニング��
超トリミングを行っています。旋回位置は予想と違っていましたがそのステルス形状を拝めただけでもよかったです。
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F-35A ライトニング��
訓練展示では脚を出したダーティー形態でのローパスを実施しました。ステルス機の特徴を披露するのであれば機内の兵器倉を開けば今までの戦闘機との違いがよくわかったと思います。
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F-35A ライトニング��
胴体容量に余裕があるので主脚はシンプル、ウェポンベイ開けてほしい…の話。
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F-35A ライトニング��
EOTS(Electro-Optical Targeting
System:電子式光学照準システム)と呼ばれる、機首下部に設置されたキラリと光るセンサーがとても未来的です。ここから得られた情報はヘルメットバイザーに投影されるらしく、F-35ではHUDがないそうです。
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F-35A ライトニング��
寸胴型でボリューム感のあるF-35ですが、この角度からのバックショットはなかなか格好いいと思いました。
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F-35A ライトニング��
真後ろからのアングルに近づくと急に格好悪くなります（(笑)）
単発エンジンの形状を基本に、同体下部は兵器倉のスペース確保のためたっぷりとしたシルエットとなっています。
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F-35A ライトニング��
2機目が進入してきました。先頭の機体とはやや違う経路を飛行するようで見える角度が違っていました。
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F-35A ライトニング��
1機目の通過は下から見上げるようなアングルであったのに対し、2機目は真横に近い角度で撮ることができました。この位置だと会場内ではスタンド席の後方を通過しているかもしれません。
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F-35A ライトニング��
撮影したままの状態だと曇天のため機体が黒くつぶれて見えますが、トリミングとレタッチを行うことでここまで救うことができました。本番は米国で組み立てられた2号機と、国内でノックダウン製造された9号機が参加しています。
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F-35A ライトニング��
多くの観衆を沸かせたF-35が三沢基地へと帰投していきます。現時点では臨時F-35A飛行隊ですが、いずれ新生第302飛行隊として立ち上がります。是非とも12月に行われる百里基地に顔を見せてほしいと思います。
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MV-22 オスプレイ
米軍は祝賀飛行として2機のオスプレイを派遣しました。観閲飛行から10分以上も間があったので、知らずに帰ってしまった人もいたようです。低速度で飛行するオスプレイは「シュン
シュン シュン」…という、か弱いプロペラ音で拍子抜けするほど静かでした、
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MV-22 オスプレイ
祝賀飛行に参加したのは米海兵隊のオスプレイでした。同期は厚木基地から展開した模様で9、10番機が飛来しています。
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MV-22 オスプレイ
今回は残念ながら抽選に外れてしまいましたが、観閲飛行に参加する航空機を見学する分には十分楽しめました。特にF-35Aのフライトを間近で見ることができたのは今回最大の収穫でした。
それにしても都心で行われる自衛隊の内部行事ということで、色々と政治的なものも見られるのは勉強になりました。
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スケジュール（パンフレット）
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