2018年7月15〜16日 米国空軍 横田基地
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今回は失敗事例ですが突如現れたF-22ラプターに振り回された3連休でした。やはり横田基地は魅力的である一方、一筋縄ではいかないようです。後学のため顛末を残しておきたいと思います。

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F-22A ラプター
とりあえず実際に居たことの証明写真だけ撮りました。知っている限りですが今回の顛末は以下の通りです。
7月7日(土) 7機のF-22Aが台風を避けるため横田に着陸
7月8日(日) F-15Cが横田に着陸
最終的には18機ほどが飛来した模様
F-22Aも1機着陸
7月11日(水)F-15Cが嘉手納に向けて離陸
7月14日(土)F-22A×1機(隊長機)が着陸、計9機に
台風が去った後にすぐ嘉手納へ帰投したF-15に対し、F-22は1週間ほど滞在したことになります。しかも隊長機を待つように。この事から嘉手納ではなくアラスカへ移動するという見方が強くなりました。これはすぐにでも移動するのでは?と予測し、15日に横田基地へと向かいました。
7月15日(日)8時半ころF-22×4機とKC-135R×2機が離陸…
私はその時まだ電車の中にいました。「嘘だろ!?」という思いでしたが、まだ残り5機いるので第2陣は30分〜1時間後に離陸するものと考えていました。
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F-22A ラプター
R/W36のくの字ポイントに到着しました。しかし飛行する気配はなく機体周辺にはロープが張られていました。残り5機は飛ばないようです…こんな事があるのでしょうか。4機のラプターに対して2機のタンカーが同伴するというのはどう考えても割がありません。結局昼を過ぎても状態に変化がなかったので撤退することにしました。
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F-22A ラプター
後ろ髪を引かれる思いで横田を後にしました。まさか30分の差で貴重な光景を見損なってしまうとは…。SNSでは素晴らしいイーストタキシーウェイの光景が続々とアップされていました。
…実に悔しい。
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F-22A ラプター
諦めきれずに翌日16日も足を運びました。今回は出遅れないよう始発電車に乗りベストを尽くしました。とりあえず逃げられることはありませんでしたが、まだロープが張られた状態でキャノピーは閉じたまま。少し嫌な予感もします。
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F-22A ラプター
この日は月曜日でしたが海の日で休みです。日本では祝日ですが米国にとっては関係ないことであり、F-22が飛行する可能性は残されています。タンカーがいないことから離陸しないのでは?という予測もありましたが、別の基地から合流する可能性だって否定できません。やらずに後悔するより、やって後悔することを選びました。
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F-22A ラプター
機体のまわりに人が出てきました!しかしこれが今回最高の山場となろうとは…。周囲を見てまわるだけで機体にも触れず、数分したら姿が見えなくなりました。ただの機体見学だったのでしょうか。。。
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C-130J スーパーハーキュリーズ
聞いたことのあるプロペラ音が聞こえてきました。この日は南風だったと思うのですがアクティブランウェイは36でした。滑走路には高低差があって機体が隠れてしまうのですね。
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C-130J スーパーハーキュリーズ
大きな尾翼だけが見えました。
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F-22A ラプター
残念ながらここでタイムアップ。諦めることにしました。
それにしてもさすがは世界最強の戦闘機だけあって簡単には撮らせてくれませんでした。それにしても戦闘機の運用というのはそう簡単ではないこともわかりました。
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UH-1N ツインヒューイ
10時頃に上がったUH-1Nです。上空監視を行うようであればF-22が離陸する可能性があるかもと期待しましたが、2機編隊でどこかへ行ってしまった事から撤収を決断しました。
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UH-1N ツインヒューイ
今回は本当に残念な2日間でしたが、最近は成田や羽田で楽ばかりしていたからでしょうか。久しぶりにミリタリーでの失敗を経験しました。
今回の教訓
「行ける状態なら、一刻も早く現地へ行って暇をつぶせ」
「アラスカへ明るい時間に着くなら、早朝に飛ぶ」
追記
2018年7月17日 8時過ぎにF-22A×3機が離陸
しかし1機が再び横田基地へ着陸
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スケジュール(パンフレット)
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